地域の健康作りとPW

「地域の健康作りとポールウォーキング」

株式会社 栗原医療器械店 熊谷支店
 千本木 崇行(せんぼんぎ・たかゆき)

私が勤務しております(株)栗原医療器械店では医療・介護の分野に65年間携わってきました。

会社の方針に医療と介護の質の向上とそれを必要とされる方々のQOLの向上に寄与することを使命とする方針があり、病気の方々や介護を必要とされる方々に対して当社が地域に貢献していく形でした。

しかし今後は元気な方により元気になってもらう為にどう貢献できるかを考えた時にポールウォーキングに出会うことができました。またタイミングも良く、国の指針により各市町村で健康を維持して行く介護予防教室という取組みが始まりました。

当社には介護予防運動指導員という資格を持っている社員がおり、口腔ケア、認知症予防運動、上下肢運動といったプログラムの介護予防教室を行い、その一つとしてポールウォーキングを取り入れています。介護予防教室の紹介先は各市町村の高齢福祉課、地域包括支援センター、デイサービスセンターとなります。現在では、月に15件程度、介護予防教室の依頼を頂き、ポールウォーキングは月に2件ほど依頼を頂いております。

対象者は高齢者の方が多く、普段は散歩を行っている方や、運動を普段していない方、膝や、腰が悪い方と身体状態は様々です。元気な方でも高齢な方が多いので、「無理をしすぎないように」と「水分補給」にはいつも気をつけて指導を行っています。その為、約90分の教室で4回の休憩を必ずとるようにしています。また雨の日の対策としてポールを使っての脳トレーニングメニューも導入しており、天候が悪くても楽しめる様にプログラムを組んでいます。

ポールウォーキングを通じて、地域の方々が元気で健康的な体を維持できるようにこれからも継続して行いたいと考えています。 

出典:NPWA会報誌Vol.16(2018年8月31日)

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