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Long COVIDと認知症 活動事例 認知症予防

2024年1月のニュース

皆様は、コロナ禍で落ち込んだ気力・体力・健康を、この1年で取り戻されたでしょうか?
お陰様でポールウォーカーはこの1年の間も増え続けているようです。ポールウォーキング中のポールは、全⾝の筋⾁をバランス良く鍛えてくれる『あなたのパーソナルトレーナー』です。

今年も、NPWA会員の月々の活動状況と、ポールウォーキング指導に役立つ学術ニュースをお届けします。今月の学術ニュースは認知症に関する話題3つです。

1. 2024年1月の活動状況
今年は暖冬でもあるためか、室外活動が早くもスタートしています。

スマイルチームさんの投稿
2024.1.5 青空ポールウォーキングサークル 今日より本格始動です 色々な決め事、活動日、ポール選びなどなどの後、スポーツ広場を一周しました。 スマイルチームも関わりつつ、包括支援センター事業から発生した自主サークルとしての活動を目指しています。 楽しく長く続けていきましょう😊 #ポールウォーキング #スマイルチーム #高齢者体力つくり支援士 #シナノ #キザキ #ハタチ

田村 芙美子さんの投稿
ポールウォーキング&ノルディック(スローも含)ウォーキング [walking hut 121駒沢公園教室] は 鎌倉に移転いたしました。 駒沢のメンバーさんは若いPWコーチ・NWイントラさんに託しそのまま継続して頂いています。 鎌倉教室は各4~5名の自主グループでコアヌードルを使った骨盤エクササイズなどとご希望に依っては近隣ウォークの2本立て。 お問い合わせはメッセ、メールで。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
珠洲市でフットケア、インストラクターをしついるみきさんの今の珠洲市をシェアさせていただきます。 昨年珠洲市にインストラクター仲間と珠洲市木の浦ビレッジに泊まり、みきさんのフットセラピーを受けて気持ちよかった事。日常を忘れて今の時間をゆっくり過ごすことができた珠洲市。早い復興を願います。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【今年も宜しくお願い致します】 新年早々 思いもよらぬ事態が続きます。被災された皆様、心よりお見舞い申しあげます。平穏な日々が早く戻る事を強く祈ります。 穏やかな日差しに包まれて 船橋ウォーキングソサイエティは土曜日コース定例会の恒例《初詣ウォーク》からスタートしました。 小さな幸せを大切に今年も楽しく歩きたいと思います。

田村 芙美子さんの投稿
年明け広町緑地サークルは広場で念入り体操をしたあと 平地しか歩けない方がいらしたので 山歩きはやめ 龍口明神社へ初詣に参りました。来週?来月は江島神社お詣りになりました。

田村 芙美子さんの投稿
午前中のサークルのあと 長い間近くに住んでいるのに行ったことがない,とおっしゃるメンバーさん達と本覚寺本えびすに。今日はちょうど1月10日。ポールで初詣。境内では使いません。

長谷川 弘道さんの投稿
【続編17】第六章〜第二、三、四節 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【千昌夫の北国の春】   2024/1/11 #2本のポールを使うウォーキング #行田公園木曜日コース 冬メニュー #サーキットトレーニング。 考慮すべき点が多い木曜日定例会。 諦めずに繰り返しが大切ですね。 繰り返す事でスタッフの  指導力が上がり、 花壇円周50mを上手く使い 誘導できるようになりました。 万事スムーズです。 コロナ禍で中断し、    再開して3年目の冬。  一層楽しい定例会が期待できます。 スタッフの嬉しい嬉しい成長です。 #船橋ウォーキングソサイエティ #心も若く身体も若く #日本ポールウォーキング #全日本ノルディックウォーク #日本ノルディックウォーキング #ソーシャルフィットネス協会

田村 芙美子さんの投稿
本日は渋谷クラス4学期初日。 介護保険課の指導で恒例の体力測定。 筋バランスが不安定で片足立ちを継続できる方が少なかった。講習会でのポールの効果を期待します。 嬉しかったのは椅子からの立ち上がりの難しい方(要介護2)が今回ポールを知って感動しましたと声を掛けてくださったこと。

Naomi Sakaiさんの投稿
新年初のポールウォーキングベーシックセミナーでした。 受講者は2名。 介護福祉士さんと公共施設で指導予定の方々です。 かなり実技に時間を費やしました。 毎回、私自身も学びがあります。 気を引き締めて行わなくては!と反省もありました。 いつものコース…北条実時のお墓がある金沢文庫 称名寺です。 先日までたくさんあった達磨さん達はもう無くて、少しだけあった達磨さん。 ちょっと寂しい… #ポールウォーキング #ベーシックセミナー #称名寺 #北条実時 #金沢文庫

校條 諭さんの投稿
新年初の「気ままにポール歩き」 杉並区立桃井原っぱ公園に集まって、観泉寺、切り通し公園、井草八幡神社、善福寺、都立善福寺公園などをめぐりました。途中おやつタイムを設けて一服。 体調をくずしてキャンセルとなった常連メンバーも複数出たのは残念でしたが、西荻窪の「洋食みかさ」でカンパイ、ウォーキングや健康に関係ない話題で盛り上がりました。 この会は、NPOとして開催してきた杉並ポール歩きの会(杉ポ)を休会としたあと、個人的な少人数の会として続けてきました。下見無し、指導無し、公募無し、参加費無しで、私の運動習慣につきあってもらっています。

坪井 ふさ子さんの投稿
ポールウォーキングベーシックコーチ講座…の巻 今日はポールウォーキングベーシックコーチ講座でした。 ポールウォーキングは日本のスポーツドクターが考案した2本のポールを使用したウォーキングです。 ポールを持つことで、安定したウォーキング、歩行姿勢の改善に効果があり、歩ける限りずっと続けられる全身運動です。 普段運動不足の私が1度体験して、これは素晴らしい✨と惚れ込んだウォーキングスタイル。 6名集まれば、郡山で講座ができるということで、長岡智津子先生には、はるばる千葉県我孫子市からお越しいただきました。 予定より2名も多く8名集まり郡山でのトレーナー資格講座を実現することができました。 座学&実技4時間の講習 お天気にも恵まれ、青空の下実技講習ができました。 終了後は先生を囲んで親睦会🍻 郡山名物が揃う「居酒屋 安兵衛」さんにお邪魔しました。 来月みんなでブラッシュアップしようという事に。 さっそく明日からポールを持って歩くぞ!

中村 理さんの投稿
年明け恒例の ポールウォークで長野/善光寺七福神巡り&善光寺詣❗️ 年始より地震災害 飛行機事故と悲しい始まりとなりましたが、今回は20名程の詣者で百福万来を祈願しました。 長野駅近の不老人さん/西光寺から善光寺門前の毘沙門天さんまで中央通り(善光寺表参道)沿いPW約3km❗️ 本堂初詣後境内傍に在る「佛足跡」で一年の無事PW(歩き)のお願いも忘れずに〜‼️ ランチは宿坊/兄近坊(このこんぼう)での精進を頂き食べ過ぎシニアの予防に一歩でも近づければと・・。

佐藤 ヒロ子さんの投稿
屋内だから思い切って歩ける   それがいい!  シニアポールウォーキング   2024/1/15 #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールウォーキング #ポールエクササイズ #チェアエクササイズ  #昭和メロディ #コグニサイズ #転倒予防 #ソーシャルフィットネス #ストレッチ筋トレであるける身体づくり

田村 芙美子さんの投稿
今季一番の冷え込み、のはずでしたがストレッチ・筋トレをしたあと山を登っているうちに身体が温かくなってきました。 新メンバー5名増えて更に賑やか(お喋りが)なグループになりました。

田村 芙美子さんの投稿
渋谷は新しいまちづくりが進んでいますが この飲んべえ横丁は昔のまま。 珍しいのか 外人が写真を撮っていました📸 渋谷PW教室 4期2日目の今日は、ポールの種類とゴムチップ、なんば歩きの質問に答え、大鏡に各々自分の姿を映し(うっとりし?)ながらストレッチ・筋トレ・ウォーキングを時間一杯楽しみました💦

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【大寒で午後は雨天予報】    口々に出る言葉は    「寒いね〜」    「雨、大丈夫〜?」  インターバルを14分2セット。   直ぐに暖かくなる人、  なかなか暖かくならない人 普通にいろんなメンバーがいます。 その後、10分間のしっかり歩きで   寒がりさんもホカホカです。   冬だからこそのメニューでね。

スマイルチームさんの投稿
20240120 パパとキッズの筋トレダンス。 1歳2ヶ月から6歳のkidsとパパママ達。 kidsは当たり前だけどパパママも最高に可愛く素敵でした。 参加下さりありがとうございました。 ロビーでの昼食を挟み 午後からはスマイル特別練習でした。 みんなお疲れ様でした♪ #スマイルチーム #健康普及活動 #マタニティからシニアまで #相模原市 #上鶴間公民館

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 1月「室内PW」〜 大雪予報が外れ〜雨☔の中集まってくれた参加者30名程。 微暖房の効いた体育館で、 大塚MC proの身体ほぐしのレクからブローライフルで心肺機能up〜 締めのポールウォーキングは🔰依田MC pro指導で体験コースとシッカリ歩きに分かれての室内PWでした。 次回は最終イベントで2/18(日)です。

長岡智津子さんの投稿
寒くなるとつらさが増しがちな肩こりや腰痛。肩こりや腰痛ってどうして起こる?改善する方法は?
キレイ研究室に寄稿しました(2024.1.06)。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【だるまさんが転んだ!】  日曜日は総合型地域スポーツクラブ ぴいすく美川主催によるACP運動あそび教室でした。年中児から小学3年生までのちびっこたちが参加してくれました! このプログラムは子どもたちに必要な 基礎体力、体幹づくり。 今回は「はう、くぐる、またぐ」 ワニ、くま、くも になりながらだるまさんが転んだをしたり、アスレチックでは友達と協力しながら 楽しんでいました。 後半は大きなボール「キンボール」を楽しみました。 石川県では【地震】と言う言葉にビクビクしている子ども達もいます。思い切りからだを動かし、少しでも解放できたらと 運動あそびをしましょう‼️ 今日もキラキラした目の輝きをみました。 次回は3月です。 #ぴいすく美川 #acp運動プログラム #こども #石川県 #運動あそび

平岡 裕美子さんの投稿
大船駅からバスで15分程のところにある「田谷の洞窟」という処に、元富士通スタジアムポールウォーキング教室のメンバーさんたちと共に行ってまいりました。 いや、正しくは「行ってきました」というより「連れて行ってもらいました」というべきですね…。 当初メンバーさんから「田谷の洞窟に行ってみませんか?」と誘われた時、「洞窟」と聞いて私は勝手に鍾乳洞的なものを想像してしまったのですが、ここはそれとはまったく違いました。 「田谷の洞窟」は「田谷山定泉寺」に所在し、正式名称を「田谷山瑜伽洞(ゆがどう)」といって、修行僧がひたすら掘り進めた宗教的な意義のある洞窟なのだそうです。 私は何の前調べもせずにただついて行っただけなのですが、18か所の壁面に刻まれた数百体の御仏や仏法説話について、メンバーさんのお一人の方が詳しく説明をしていってくれたので、本当に色々と勉強になりましたし、きちんとお詣りすることができました。 今回私は「PWコーチ」という立場ではなく、まったくの「1参加者」としてこの企画に同行させていただいたのですが、人生の先輩方から学ぶことも多く、とても貴重な体験を得ることができました。 (洞窟の中は撮影禁止だったので、洞窟に入る前と後で写真を撮りました)。

スマイルチームさんの投稿
2024.1.19〜22 活動記録 ☺︎上鶴間卓球愛好会 総勢15名 久々の卓球🏓 素晴らしいコーチのお陰様でみなさん上達していました👏👏👏 ダブルストーナメント優勝者には素敵な賞品があり試合も盛り上がりました ☺︎キッズ愛LOVEプロジェクト[上鶴間公民館] ♡パパとキッズの筋トレダンス♡ 1歳2ヶ月〜6歳の女の子とパパが 7組 お兄ちゃんやママも来てくれて 幸せな2時間でした〜可愛すぎた🥰 ☺︎公民館祭り練習会 7名参加 5曲練習 立ち位置や衣装も決めました お部屋の掃除は2年生のスマイルメンバーが率先してしっかりと行ってくれました🧹 ☺︎上溝、上鶴間公民館祭り衣装等準備 ガレージ整理しながら準備しました ☺︎スマイルフレンズ 16名参加 2組に分かれてリズムダンスの動画撮影🎥 ☺︎ルネPW 4名参加 ポールのグループレッスンです 今日参加の3名は整形外科でリハビリを行なっていますのでPWもリハビリ的に行っています メンバーから晩白柚をいただきました🍊食べるのが楽しみ 皮はお風呂に入れてみます♨️ ☺︎新磯包括支援センターと電話打合せ 3月に出張介護予防教室依頼されました ☺︎相模原SDG’s推進課より チラシとノベルティが届きました チラシはフレンズのメンバーに配りました

新地 昌子さんの投稿
昨年撮ったポールウォーキング動画を整理していたら、こんな動画が。 都内の大学生がゼミの研究のためポールウォーキング体験と参加者へのヒアリングをしに佐久まで来てくれた時のものです。 コーチ達からの指導をものともせず、弾ける笑顔で歩ききる学生達。この笑顔にコーチ、参加者やられました✨ またおいでねー!と、うちでとれたトマト、やら、うちで漬けた漬物、佃煮など持たせる持たせる😆 楽しい交流でした。

田村 芙美子さんの投稿
三浦PWグループの定例会は鎌倉七福神巡り・・・まずは浄智寺布袋さまに。七福神だけに限らずあちらこちら寄りながら今年のスタートとなりました。逗子からお客様も参加。

松井 浩さんの投稿
今年初の講演、中村理事長とのセットメニューは、やはり楽しかったです。 講演後の宮崎名物は、やはり美味しかったです

長谷川 弘道さんの投稿
昨日、市川さんのチャリティー講座に参加しましていろいろな学びをしました。 クロージングは私も苦手意識がありますが、こちらがお願いするのではなく、お願いされて買っていただける、そんな魔法のようなお話しなのですが、市川さんの講座が進むにつれて、なるほど❗️と思った次第です。 やはり大切なのは、お客様ファースト、お客様との共感です。 こちらの一方的な商品の押し売りでは、『ぜひ』、『よろしければ』、『〜してください』の禁句を使ってしまいます。 そのためにも相手に関心を持ち、お客様がムズムズしてくるような質問をしていくことが大切。 しかし、これも日々のトレーニングなんですよね。 顔晴ります❗️

田村 芙美子さんの投稿
西鎌倉界隈にメンバー増員の流行風が吹いています。 広町緑地グループに続いて今日のなごやかセンター貯筋の会も新入会員さんが一度に4名増えました。思わず「番号」って号令かけてしまいました。行政センターの貼紙を見たという方、町内会の掲示板をご覧になられた方・・・広町から移動された方、貼紙PRは力を発揮してくれます。 90の女性はヨガをしていたそうで身体が柔らか。去年まで現役ヘルパーだったという85の女性はどうみても80代には見えず若々しい。教養センター講座に参加していらした方も入会してくださいました。 嬉しくて私も引き出しをめいっぱい開けてステップエクササイズやポールダンスまでして汗だく👕💦 写真は とろろ蕎麦 (でした)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【ポールdeダンス】  このシーズンはこれもいい!    2024/1/25  松尾コーチの話術とリードで    乗せ上手に    乗せられ上手なメンバー    「真っ赤な太陽」で とっても楽しそう〜♬    今日の行田公園広場は   2つの対象的な    集団の競演です   ◯園児のマラソン練習   ◯船橋歌劇団(笑い) それぞれが一生懸命なのが    いい感じです #船橋ウォーキングソサイエティ #ポールdeダンス #県立行田公園  #ポールエクサイズ #体幹トレーニング #ノルディックウォーキング #ポールウォーキング

Naomi Sakaiさんの投稿
今年になって始まった大岡山の東急ウェリナでのポールウォーキングクラス。2回目。 初回は、どの様な方がいらしてくださるのか?様子を見ながら。 今回は指導内容も変更し、それとなく2クラスに分けることにしました。 高級ホテルの様な素晴らしい施設です。中庭には利用者さまが育てているお花や野菜や。小川も流れてたくさんの鳥達も来ていました。 お庭を歩くだけでも気持ちが良い。 ポールでお散歩!が定着してくれると嬉しいですナ

 

来月以降の予定
feel Health&Beautyさんの投稿

みんなの元気学校さんの投稿
ポールウォーキング教室とコーヒーの会 | イベント情報 | 高齢者元気プロジェクトおおもり | 大田区区民活動情報サイト オーちゃんネット

松波雪枝さんの投稿
【3/24(日)志木市ノルディックウォーキング・ポールウォーキング】 初心者(2キロ)から長距離(15キロ)までの4コース。    申込み方法も4つ。 ネット、電話、FAX、市役所窓口 ※写真参照 ☀あとは快晴を願うだけ😁

みんなの元気学校さんの投稿
くにたちの今年(2024年)のイベントは5月12日(日) 東京国立市で毎年開催されている「LINKくにたち ポールdeウォーク」の今年の予定が決まりました。

 

2.関連学術ニュース
2-1)「生活を楽しんでいる意識」が要介護認知症リスクを抑制する― 国内地域住民の約11年にわたる大規模観察研究で明らかに―
***以下、順天堂大学ニュース&イベント 2023.10.31(注)より転載***
(注)https://www.juntendo.ac.jp/news/16198.html

順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学の野田愛 准教授、谷川武 主任教授らの共同研究グループ(多目的コホート研究:JPHC Study*1)は、約11年間の観察研究で、生活を楽しんでいる意識が高いと、要介護認知症*2(以下、認知症)のリスクが低いことを明らかにしました。本研究ではさらに、自覚的ストレスが高ければ、生活を楽しんでいる意識が高くても認知症リスクは低下せず、特に、脳卒中既往のない認知症リスクが低下しないことも明らかにしました。本成果は、自覚的ストレスをコントロールしながら、生活を楽しんでいる意識を持つことが、将来の認知症の発症予防に重要であることを強調するものです。本論文はThe Journals of Gerontology. Series B, Psychological Sciences and Social Sciences誌のオンライン版に2023年9月18日付で公開されました。

本研究成果のポイント
• 生活を楽しんでいる意識についての回答と介護保険認定情報から把握した認知症の情報が得られた約3万9000人について、約11年観察を行った結果、その内の4,642人が認知症と診断されていた
• 生活を楽しんでいる意識が高いと、要介護認知症リスクが低いことを明らかにした
• 自覚的ストレスが高いと、生活を楽しんでいる意識と認知症リスクに関連が見られないことを明らかにした

◆背景
これまでの多くの研究から、加齢、基礎的な健康状態、社会経済的状態、ライフスタイルなどが認知症発症と関連していることがわかってきました。近年注目されている要因のひとつに、心理的ウェルビーイング*3)があります。心理的ウェルビーイングと循環器系などの他の慢性疾患との関連は報告されてきましたが、認知症との関連を検討した研究はまだ少ない状況でした。心理的ウェルビーイングの一側面である生活を楽しんでいる意識を有することで周囲との関わりが肯定的になると考えられており、生活を楽しんでいる意識は高齢者の運動能力との関連が報告されております。そこで私たちは、中年期の男女を対象として開始した多目的コホート研究において、生活を楽しいと感じるポジティブな意識とその後の認知症リスクとの関連を調べました。

◆内容
平成2年(1990年)に、秋田県横手、長野県佐久、茨城県水戸、高知県中央東、沖縄県中部の5保健所(呼称2019年現在)管内にお住まいだった約3万9000名を平成28年(2016年)まで調査した結果にもとづき、調査開始5年時点の「生活を楽しんでいる意識」と介護保険認定情報から把握した認知症との関連を調べました。2006年から2016年までの認知症調査期間中に、4,642人が認知症と診断されていることを確認しました。解析の結果、生活を楽しんでいる意識が低い人と比較して、中程度の人では25%、高い人では32%、統計学的有意に認知症リスクが低いことが明らかになりました(図1左)。脳卒中の発症登録がなされた2009年または2012年までの認知症調査期間中に診断された認知症は2,158人で、そのうち、脳卒中既往のない認知症が1,533人、脳卒中既往のある認知症が625例でした。脳卒中既往の有無で分けた2タイプの認知症のいずれにおいても、生活を楽しんでいる意識が低い人に比べて、中程度(「ふつう」と回答)と高い人(「はい」と回答)では認知症リスクが統計学的有意に低いという結果でした。 (図1中央、図1右)。
さらに、自覚的ストレスが生活を楽しんでいる意識と認知症の関係に与えている影響を調べるため、生活を楽しんでいる意識の調査と同時点における自覚的ストレスについても調べてみたところ、自覚的ストレスが「少ない」および「ふつう」のグループでは、生活を楽しんでいる意識が低い人と比較して、中程度ならびに高い人では認知症リスクが統計学的有意に低く、さらに脳卒中の既往のない認知症、既往のある認知症のいずれも同様でした。一方、自覚的ストレスが「多い」グループでは、生活を楽しんでいる意識と認知症リスクの間に統計学的有意な差はみられず、認知症のタイプ別に分けた解析の場合でも、生活を楽しんでいる意識と脳卒中の既往のない認知症との関連がみられませんでした (図2)。
◆今後の展開
今回の研究結果は、自覚的ストレスをコントロールしながら生活を楽しんでいる意識を持つことで、将来の認知症の発症予防に重要であることを強調するものです。今回の研究の限界として、調査開始時点で認知機能や認知症の既往が把握できていなかったこと、認知症の分類は把握していないこと、収入レベルなどの情報が考慮できなかったこと、今回調査した生活を楽しんでいる意識は心理的ウェルビーイングを大まかに把握するものにとどまるために認知症予防のための具体的な行動を特定することが難しいことが挙げられ、今後さらなる研究が必要です。

◆用語解説
*1 多目的コホート研究(JPHC Study): 平成2年(コホートI)ならびに平成5年(コホートⅡ)に開始された全国14万人の地域住民を対象に20年以上にわたる長期追跡を行っているコホート研究。
*2 要介護認知症: 介護保険で要介護1以上と認定され、かつ、主治医意見書により認知症高齢者日常生活自立度がIIa以上で長期介護が必要な認知症。
*3 心理的ウェルビーイング : 人生の目的など、人生全般にわたるポジティブな心理的機能のこと。

◆原著論文
本研究はThe journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences誌のオンライン版に2023年9月18日付で公開されました。
タイトル: Perceived Level of Life Enjoyment and Risk of Developing Disabling Dementia: The Japan Public Health Center–Based Study
タイトル(日本語訳): 生活を楽しんでいる意識と要介護認知症との関連:多目的コホート研究
著者: Tomokazu Tajima, PhD1; Ai Ikeda, PhD1,2; Takeshi Tanigawa, MD, PhD1; Hiroyasu Iso, MD, PhD3; Kazumasa Yamagishi, MD, PhD4; Takumi Matsumura, PhD3; Nobufumi Yasuda, MD, PhD5; Manami Inoue, MD, PhD6,7; Shoichiro Tsugane, MD, PhD7,8; Norie Sawada, MD, PhD7; for the Japan Public Health Center–Based Study Group
著者(日本語表記): 田島朋知1)、野田愛1,2)、谷川武1)、磯博康3)、山岸 良匡4)、松村拓実3)、安田誠史5)、井上真奈美6,7)、津金昌一郎7,8)、澤田典絵7);多目的コホート研究グループ
著者所属: 1)順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学、2)順天堂大学国際教養学部、3)大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座・公衆衛生学、4)筑波大学医学医療系社会健康医学研究室、5)高知大学医学部公衆衛生学教室、6)国立がん研究センターがん対策研究所予防研究部、7)国立がん研究センターがん対策研究所コホート研究部、8)医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所
DOI: 10.1093/geronb/gbad129

関連情報
・日本経済新聞2024.1.6朝刊、「ポジティブ感情と健康~免疫向上や認知機能維持~」

 

2-2)認知症の診断を伝えるための7つの新しい最善の方法(Best practice)
***岐阜大学医学部下畑享良先生の2024.1.5のフェイスブック投稿です***
認知症の診断を伝えるための7つの新しい最善の方法(Best practice)
明けましておめでとうございます.まず地震で被災された方々にお見舞い申し上げます.じつは私も自宅のある新潟で過ごしており,大きな地震に驚きました.また自宅が海に近いためしばらく避難所で過ごしました.改めて日本が世界有数の地震国であることを認識させられました.震災に備えつつ,毎日,悔いのないよう生きたいと思いました.
さてお正月に読んだ論文です.最新のNeurol Clin Pract 誌に,認知症の診断を伝える際のコミュニケーションをいかに改善すべきかを検討した研究が報告されていました.著者は大脳皮質基底核変性症の臨床診断基準(Armstrong基準)で有名なMelissa J. Armstrong先生らです.
まず研究の背景です.多くの認知症患者さんとその家族は「認知症の診断を受けていない」と報告しています.また,ほとんどの臨床医も認知症患者さんに診断を伝えていないと報告しており,正式に診断を伝えるよりも婉曲的な表現を使っていることも知られています(私もご本人の心理的動揺や根本治療がないことを考え,明確な診断名の告知を避けてきた傾向があります).
米国で以前に発表された認知症診断のための基準は10年以上前のものであり,かつ患者さんや介護者の意見なしに開発されたものでした.このためArmstrong先生らは,認知症の診断を伝えるためのBest practiceを作成することを目的として,既存の文献を,多様なステークホルダー(患者さん,介護者,アルツハイマー病協会スタッフ)が参加して検討し,合意形成を目指しました.そして最大3回の投票による修正デルファイ法(注:参加者の一人による不当な影響を最小限に抑えつつ,複数回にわたる匿名の投票を可能にする方法)の結果,以下の7つのBest practiceがコンセンサスを得ました.
1 臨床医は,患者さんや家族の希望に沿うよう,診断の告知に関する希望を尋ねるべきである(レベルB).
2 認知症の診断を伝えるとき,臨床医は思いやりと共感を示さなければならない(レベルA).
3 認知症の診断を伝えるとき,臨床医は現実的な希望を与えるべきである(レベルB).
4 臨床医は,運動,食生活の改善,支援グループとのつながり,自己教育,ACPなど,認知症の人とその家族が使える実践的な戦略を提供すべきである.これらを文書で提供し,明確な用語を用いて話し合うことが望ましい(レベルB).
5 診断を受けることを選択した患者さんと家族・介護者に対して,臨床医は認知症患者とその介護者に疾患に関する教育を提供し,利用可能な質の高い印刷物やオンライン情報源につなぐべきである(レベル B).
6 臨床医は,介護者に地域や国の支援団体とのつながりを提供すべきである (レベル B).
7 臨床医は,認知症の診断,計画,および情報開示の際に話し合われた関連リソースの要約を文書で提供すべきである(レベル B).
まとめると患者さんや介護者の希望を明確に尋ねること,これらの希望に基づいてコミュニケーションを個別化すること,そして患者や介護者に実践的な戦略・資源・支援組織について教育することと思われます.
そして著者らは,認知症診断に関するコミュニケーションをさらに改善するためには,医療システムの変更(例えば,十分な時間の確保を目指す),専門的な認知症ケアへのアクセスの改善,困難な診断を伝えるための臨床医のトレーニングが必要であると述べています.また「思いやりと共感」と言っても簡単ではないですが,著者らは,SPIKES,SPIKES-D,SPwICESなど有効性が確認され,広く使用されているコミュニケーションツールも紹介しています.
認知症に対するこれらのBest practiceができるようになれば,ほかの多くの疾患にも対応できるようになるものと思われます.私も診療や教育の現場で心がけていきたいと思いました.
Armstrong MJ, et al. Best Practices for Communicating a Diagnosis of Dementia: Results of a Multi-Stakeholder Modified Delphi Consensus Process. Neurol Clin Pract. 2024 Feb;14(1):e200223. doi.org/10.1212/CPJ.0000000000200223.

関連情報
一般社団法人日本老年医学会、「認知機能の評価法と認知症の診断」

 

2-3)COVID-19感染後認知症は20歳の加齢に相当し,感染から1年経過しても脳損傷が持続する!
***岐阜大学医学部下畑享良先生の2024.1.15のフェイスブック投稿です***
COVID-19感染後認知症は20歳の加齢に相当し,感染から1年経過しても脳損傷が持続する!
英国からCOVID-19染後の認知障害と血清バイオマーカー,神経画像所見との関係を検討した前向き縦断研究が報告されました(査読前論文ですが,インパクトの大きな研究です).長期観察研究なので,対象はパンデミック初期の,かつ入院を要した中等症~重症感染者になりますが,衝撃的なのは「認知機能障害の程度は20歳の加齢に相当する」ということと,「1年を経過してもなお神経細胞・アストロサイトの障害マーカー(Nfl-L・GFAP)が高値である」ということです.既報と考え合わせると,中枢神経への直接的(=ウイルス感染)ないし間接的(=サイトカイン)原因に伴う神経炎症が持続しているのだと考えられます.また急性期にステロイドを使用すると認知機能障害は抑制されるという重要な知見も明らかにされました.
以上の結果は,軽症例や最近のCOVID-19罹患において一般化できるものではありませんが,中等症から重症のCOVID-19後の認知機能障害は長期間持続すること,かつ免疫介在性に生じることを認識する必要があります.最近増加している,免疫回避能力の高いJN.1株も神経炎症を引き起こす可能性が高く,認知症予防には感染予防とワクチン接種を心がける必要があると思われます.以下,論文の結果のサマリーです.
【研究の対象】
入院を必要とした351人のCOVID-19患者(ワクチン接種率19%)で,2927人の対照群と比較している.患者の54%が神経・精神症状を呈し,neuro-COVID群に分類される.
【認知機能障害は全般的に生じ,その程度は20歳の加齢に相当する】
認知機能障害(Global Deviation from Expected(GDfE)スコアで評価)は特定の領域に障害を認めるものではなく,すべての領域にわたるグローバルな障害で,その程度は20歳の加齢に相当する.neuro-COVID群では脳症,ついで脳血管障害で認知機能障害の低下が目立つ(図1).急性期後の評価から3ヶ月後に改善を認めたが,6 ヶ月後では有意な変化はなく回復は頭打ちになった(図2).またCOVID群の多変量モデルでは,認知機能障害はうつ病,パンデミック初期(とくに第1波)の感染,COVID-19の重症度と関連していた.また副腎皮質ステロイドによる治療には保護効果が認められた(p=0.0048).
【COVID-19の1年後も脳損傷が持続して生じている】
1年後の血清Nfl-L(軸索損傷のマーカー)およびGFAP(アストロサイト損傷のマーカー)の中央値は,COVID-19患者で有意に上昇し,さらにneuro-COVID患者で上昇を認めた(図3).タウはneuro-COVID患者でのみ上昇していた.バイオマーカーの半減期を考えると,急性期から1年が経過しても,神経学的合併症のない患者においてさえ,神経細胞・アストロサイトの障害が持続していることが分かる.
【認知機能障害は前帯状皮質体積の減少と相関する】
認知,注意,感情を結びつける機能的役割を持つ前帯状皮質の両側体積はコホート全体(R=0.299), COVID群(R=0.307),Neuro-COVID群(R=0.307)において認知機能障害と有意な相関を認めた.
Research 05 Jan, 2024 (preprint) https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-3818580/v1

関連情報
2023年12月のニュースには、下畑先生の『コロナ後遺症と認知機能障害』についての解説記事を掲載しています。
下畑享良先生の2024.1.29のフェイスブック投稿
『新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(1月29日)』
・下畑享良先生の2024.1.31のフェイスブック投稿、
『新型コロナの後遺症(脳への影響)@日本テレビ DayDay.』
昨日の日本テレビの情報番組「DayDay.」の「FOCUSなぜなぜ」というコーナーに,VTRで出演させていただきました.新型コロナでは後遺症として,記憶障害,集中力障害をきたし,さらに認知症のリスクも上昇しうること,その機序として脳への感染などが報告されていることを紹介させていただきました.じつは「COVID-19から脳を守ることを啓発し,流行時は感染対策(手洗い,マスク),そしてワクチン接種の継続を検討する必要がある」ということをとくにお伝えしたかったのですが,「新型コロナは後遺症を起こす病気」という話題が主体でした.脳への影響についてもう少しお伝えしたかったなと思いました.今度はスタジオに行って解説するぞという野望を持ちました(笑.冗談です).もっと詳しく聴きたかったというメッセージも複数 頂きました.スタッフの方への説明資料として使用したスライド26枚のリンクはこちらになります.よろしければご覧ください.
COVID-19の認知機能に対する影響 | ドクセル

 

(作成者)峯岸 瑛(みねぎし あきら)

カテゴリー
Long COVIDと認知症 活動事例 認知症予防

2023年12月のニュース

12月のニュースは、月例の活動報告と、認知症に関する2つの学術ニュースをお届けします。

1.12月の活動報告
もう既に、皆さんは仕事納めを迎えられたでしょうか。寒さも厳しくなり、ポールウォーキングの室外活動も一休みです。

田村 芙美子さんの投稿
午前中は渋谷PW教室 今期のステップウォーキングの実習がようやくできました 隣の消防署はなにやら慌ただしい

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【碧天! 海だ〜】 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会海老川コース 2023/12/2 あまりにも美しい碧天に 予定を変更! 急遽、港⚓🌊に向かいました〜☀ 「踵接地〜爪先離地?」 昨入会したメンバーに向け途中でミニ講習。 歩き方ばかりではなく、  何故、大切か❣  ふくらはぎを触って確認。  腑に落ちたようです。 水門を通って親水公園に到着〜 「船橋市に住んで◯十年、港も水門も初めて見た〜」   いつも嬉しい反応です。     \(^o^)/ #ミルキングアクション #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #船橋港親水公園

スマイルチームさんの投稿
2023.12.2 ☺︎中屋敷 活き活きポールウォーキング ☺︎上鶴間公民館青少年部 わんぱくチャレンジ キャンドル作り

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より シーズン最後の外歩き〜 駒場PW定例会でした。 集合場所の噴水池も結氷した朝 40名を越えるポールウォーカーが集まってくれました。 会場のゴミ拾いを兼ねた定例会を皆さん〜ゆっくり〜のんびり〜と歩かれて居たのが印象的でした。 皆さんお疲れ様でした。 良い歳をお迎えください‼️

田村 芙美子さんの投稿
手袋の🧤ありがたみを感じた朝 御所ケ丘広町緑地PWクラスの定例会 風邪でお休みが二人 木道~うさぎ山🐰を歩きました こんな曇りの朝でしたが水墨画のように富士山がはっきり見えて感動🗻

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【いろんなのやって楽しかった〜♬】   2023/12/5 と言ってもメーンメニューは  二つだけどネ   コーディネーションウォーク インターバルウォーク      寒さはどこに〜?    吹き飛んでいきました〜〜 #船橋ウォーキングソサイエティ #美姿勢ウォーキング火曜日 #パワーウォーキング #コーディネーションウォーキング #インターバルウォーキング  #良い歩き方は一生の宝 #行田公園 #踵接地爪先離地

長岡智津子さんの投稿
12月3日に、スキルアップ研修会(東京会場)を実施しました。 参加者35名と今年最多のコーチに参加頂きました。 冬の寒さに耐えながら、皆さん熱心に研修されました。 お疲れ様でした‼️

名古屋フィジカル・フィットネス・センターさんの投稿
本日は午前、午後、通しで愛知県丹羽郡大口町保健センターのお仕事で、「健康推進員研修会」の講師のお仕事でした。 午前、午後、それぞれ30名ほどの皆さんが参加されました。町民の皆さんに各地区で健康づくりの輪を広げるべく、この健康推進員の養成を保健センターが担い、外部講師として務めさせていただきました。 30〜40歳台の若い方から70歳代のシニアの皆さんと幅広い年代の皆さんでした。 各人、体組成測定をしまして、その結果を踏まえて自分の体力アップのためにどうするかというお話と実技をさせていただきました。 コロナが落ち着き、こうした場が以前同様に開催いただけるようになったことを本当にありがたいなと感じでおります。 90分ほどの講習会でした。ちょいと盛りだくさんだったかなと思いますが、一つでも実践いただくことを最後にしっかりとお伝えし、来年の7月にこのパート2の研修会が開催される予定ですので、そこでこの半年間の皆さんの行動をお聞きしたいと思います。 インプットしたら、それをどう活用するかのアウトプットの大切さをお伝えしたつもりですが、7月、皆さんの体組成の変化や、どんな行動をしたかをお聞きすれば、本日の私が伝えたかったことが本当に伝わったかどうかがわかります。 楽しみです😊

向田 幸子さんの投稿
【富山ポールウォーキング部】 今日は参加者5人。 最高のお天気でした! しっかり筋トレを交えたポールを使ったストレッチ。 パソコン作業ばかりで椅子に根っこがはえそうな今日この頃。身体の劣化が‥ポールを持つとすぐわかってしまいます(//∇//) 約7km程の🚶中島閘門までのウォーキング。素晴らしいお天気に恵まれ、リフレッシュできる会となりました☀️ 父母と同世代の方と一緒に歩くと、あと30年経ったら自分はどうなっていたいか‥素敵な✨光輝高齢者✨さんと過ごさせていただくことで、日々の運動、メンテナンスの大切を感じさせていただけます。

田村 芙美子さんの投稿
毎年地元町内自治会から高齢者宅にお赤飯が配られます。母が不在なので一人前。㊗️とあるので敬老の日? お昼に頂いて、強風のなか午後の高齢者介護予防教室で高齢者が高齢者指導して来ました。前半ポール体操、後半マット運動。年内このクラスは来週でおしまいです。今日も肝油ドロップや脱脂粉乳、DDTなど共通の話題が多く盛り上がりました。

みんなの元気学校さんの投稿
[レポート]12月の「気ままにポール歩き」は高井戸地域区民センターに集合、善福寺川緑地と大田黒公園を経由して荻窪駅まで歩きました。 途中、メンバーの一人Aさんのお宅に寄り、Aさんが世界各地を旅して集めてきた人形や小物などの膨大なコレクションを見せてもらいました。感嘆! 今年3月に始めたこの会、なんといちども雨に降られずでした。快晴のもと快適に歩いて、忘年会ランチを楽しみました。 ※写真の多くは田村和史さん撮影。一部校條諭。 ※この会は、少人数グループで、杉並区など近隣の人が集まって、街探訪を兼ねて歩いています。(経験者限定、指導無し、レンタルポール無し、下見無し)

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【いつものように集まるのが嬉しい】   2023/12/11 #船橋ウォーキングソサイエティ  #シニアポールウォーキング  #歩き納め定例会  #Xmasバージョンで  今年も元氣に過ごせました〜     貴方から      私から       ありがとう〜 #コグニサイズ #ポールウォーキング #ノルディックウォーク #転倒予防体操 #ラダー

新地 昌子さんの投稿
ポールウォーキング歴1年の倉さん。いつも「歩けるうちにポールに出会えてよかった」と言ってくれます。講師としては感動ものくらいに歩きが進化しています。 他の参加者からも、かっこいい❗️の声が。 これからも一緒に歩きましょう!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【楽しいよね〜会食は ♬ UR幸町ポールウォーキング歩き納め】      2023/12/12    こうして交わるといいですね〜   1歩も2歩も近くなるんです。         身体を動かして      美味しい物を一緒に頂いて  元氣が出ない訳がないわね〜     (会員さんの声)   2019年から関わってきたUR幸町 来年4月から渡邉東コーチとバトンタッチ   紹介もできて良かったです。

長谷川 弘道さんの投稿
【続編15】第五章〜第二節 「2.歩行チェック方法」 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

スマイルチームさんの投稿
2023121スマイルチーム ポール部 プチプチ遠征。 ポール部は12/25が年内最後の活動となります。 #スマイルチーム #健康普及活動 #ポールエクササイズ #ポールウォーキング #相模原市

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【繰り返しの大事さ】   2023/12/14   数年前から始めた   インターバルウォーキング     秋のメニューとして  いい感じに定着しました。    \(^o^)/ #船橋ウォーキングソサイエティ #行田公園 #ポールウォーキング #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #インターバル #ソーシャルフィットネス #ミルキングアクション #ローリング

杉浦 伸郎さんの投稿
ホーチミンシティ郊外新都心ビンズオンにてJICAミッション推進中です。 日本式健康増進法としてのポールウォークと下駄エクササイズを、筋肉貯金検定に続いて提供。現時点での体力、バランス能力を簡易的にチェックした後、効き目のある歩きとしてのローリング歩行に誘導。下駄との親和性の高さに私もびっくりです。今回は就労層の皆さんがたくさん参加してくれました。お疲れ様!

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【土曜日定例会の歩き納め】     2023/12/16   12月も中旬なのに    ワ〜オ 気温が20℃!      暑い 暑い    2023年歩き納めに  「追い抜きでインターバル15分」   疲れ過ぎず・軽すぎず   元氣シニアは力の入れどころが   上手いです 💞 #船橋ウォーキングソサイエティ #土曜日定例会 #ノルディックウォーキング #ノルディックウォーク #ポールウォーキング #海老川ロード #シニアポールウォーキング #インターバルウォーキング

田村 芙美子さんの投稿
抽選 渋谷区福祉介護保険課の元気すこやか事業 ポールウォーキングクラス4学期の申し込みは先月末で締め切り、定員オーバーで抽選が行われたとのと。 また 落っこちちゃった💧というメールが前々回の受講者さんから舞い込んで来ました。お気の毒。リピーターさんには厳しいようです。懲りずに再々度挑戦してください。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
『パーソナルレッスンをしています。』

森川 まことさんの投稿
今年最後のポールウオーキング。 強風でしたが、晴天に恵まれ気持ちよく歩けました。 その後は、野菜レストランにて忘年会。 お疲れ様でした。 来年は寅さん記念館経由、帝釈天。 お楽しみに。。。。。 良いお年を。

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【2023健走杖接力環島 第十二站竹北站】 – #2023健走杖接力環島 #竹北站圓滿成功 #雙杖在手健康跟著走 目標號召百人參加 達標共120位😆❗️ 社區長輩很多都只是體驗過一次 或是陪家人來參加的 所以沿路都有專業的教練或指導員協助 只為提供給大家健康又完美的健走體驗 陳秀玲-竹北市民代表 陳秀玲 站長跑社區揪民眾的行動力👍👍 感謝大家的熱情參與 我們在台灣的其他縣市再一起 健康前行~ 歡迎大家熱烈報名各縣市的環島活動~ 🌟活動詳情: 📅 日期:2023年10月14日~12月23日 📍 地點:台灣各地區 享受健康、快樂的生活吧! 健康,從腳開始 腳丫聚樂部 樂您運動 Learning YunDon 講容-講話有內容 不倒翁學校 健走杖運動

田村 芙美子さんの投稿
御所ケ丘広町緑地里山公園 腰越貯筋クラス 令和5年のストレッチ&筋トレ納めのあとは忘年会へ

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【美姿勢ウォーキング    2023年歩き納め】   2023/12/19   トナカイさん     サンタさん      沢山集合しました〜   皆でやれば     怖くない〜      気分はウキウキ    少しづつ      派手派手に〜(笑)   コグニサイズは  「追い抜きしりとりゲーム」   ワォ〜     頭使えば足止まる(笑)  スペシャルメニューは    公園ど真ん中で   自己流ダンスからの    美男美女ラインナップ??   火曜日歩き納め   元氣笑顔で締めくくりしました〜

佐藤 恵さんの投稿
今日は、第2回ポールdeウォークin宮城県石巻市へ!冷たい風でしたが、青空の広がるいいお天気でした! 振り返ると、今年は仙台を始め東北各地に呼んでいただき、ポールウォーキングが急速に広がりを見せ始めた、と感じた1年でした。 「もっと多くの人に伝えたい!」と思った8年前。感慨深いなぁ‥😌

佐藤 ヒロ子さんの投稿
【幸せはなに〜?】 船橋ウォーキングソサイエティ  2023年の歩き納めは 2本のポールを使うウォーキング     木曜日コースです。   2023/12/21  ブロッコリーみたいに見える  🌳の下で   色んなお顔で勢ぞろい    各曜日リーダーが   目一杯頑張りました。    連なるスタッフも   力をいっぱい     いっぱい出しました。 それにしっかり付いて来てくれた     会員さん  こんなに素敵なメンバーと  今年も一年樂しく           歩けました。     これが一番の幸せです。   みんな今年もありがとう〜     来年も宜しくお願いします     船橋市ウォーキングソサイエティ  いつもの言葉は 《こころも若く 身体も若く   ウォーキングでHAPPY》

Naomi Sakaiさんの投稿
本日は、千葉の「きょなん健幸セミナー」水仙ロードウォーキングを担当させていただきました。 早朝、強風で目覚め、少しの不安を感じましたが… やはり。。。😓 乗船予定だった久里浜港⇔金谷港の東京湾フェリーが欠航。 自宅から千葉へ渡る手軽で最短手段なのに… そして本日はペリーの黒船に乗船できる予定だったのに…😭 幸いアクアラインは閉鎖しておらず急遽変更して車に飛び乗り出発しました🚗 アクアラインは強風の為に速度規制があったり横風でハンドルを取られそうになったり… 10:00〜の指導に間に合うかドキドキでしたが何とか無事に到着。 皆さんの笑顔でホッとしました。 しかし、強風でこちらも予定が変更となり、室内でのポールエクササイズと少しの外歩きでポールウォーキングを楽しみました♪ 鋸南町の保健福祉課の保健師さんとは長いお付き合いになります。 SFAの杉浦代表からのご縁で今もing〜です。 いつまでも健康で自分の足で歩けるように。生活習慣病予防のために。 鋸南地区のポールウォーキング企画はこれからまだまだ盛りだくさんです。

中嶋  佳奈恵さんの投稿
『雪が降ってきたよ』

長谷川 弘道さんの投稿
【続編16】第六章〜第一節 「1.自分ごと」になっていますか?」 これならできる!運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ!|長谷川弘道

田村 芙美子さんの投稿
Merry Christmas✨🎄✨🎅 年内最後から2番目のPW教室。 地域の自治会の一斉落葉掃きと重なり掃除終了の10時になると続々集合。新しいかた2人も迎えてさらに大勢で賑やかになりました。つばき公園(🐗猪出没!)でたっぷりストレッチ+筋トレをして外へ。個人的な質問に順番にお応えしながらグループに分かれストライク公園までポールウォーキング。間欠性跛行のかた、術後リハビリ中のかた、生まれて初めてポールを手にするかた。ラストは大きな1つの輪になってポールゲームで盛り上がり、来年も「楽しくやりましょう」で締めました。 皆さんに喜んで頂けるのがじわっと嬉しいです。 良いクリスマスと新年を~!

中村 理さんの投稿
佐久ポールウォーキング協会より 佐久大学看護学部1年生のポールウォーキング実習の報告会に出席して来ました。 ポールウォーキングで 歩く事により得る〜健康利益〜❗️ ・メタボ予防・・ ・骨太・・ ・リラックス・・ ・免疫力・・他 「健康利益」 学生から新しいワードが出て来ました❗️ 来年度も実習は続く様です‼️

田村 芙美子さんの投稿
今日は北鎌倉 若いサクマネ(サークルマネージャー)さんは二人ともコロナで欠席😞私は罹患せず今年も最後まで無事 教室やイベントを終えることができたので帰りにお礼と報告を兼ねて円覚寺へ

中嶋  佳奈恵さんの投稿
【冬休み児童クラブ巡回指導】 石川県レクリエーション協会からの仕事に 児童クラブ巡回指導の仕事があります。 冬休み1日目に90名の子供たちとレクリエーションを楽しみました。 走り回ったり、仲間と協力しあったり、新聞紙で発散したりと90分間めいいっぱい からだを動かしました。 これから始まる冬休み。楽しんでくださいね。 #石川県レクリエーション協会 #レクリエーション #レクリエーションインストラクター #金沢市 #児童クラブ #小学生 #みんなちがってみんないい

スマイルチームさんの投稿
12月21日 スマイルチームクリスマス会🎄のパフォーマンスを少しづつお見せしちゃう動画です🤭

台灣健走杖運動推廣協會さんの投稿
【2023健走杖接力環島 第十四站閉幕雙北站】

柳澤 光宏さんの投稿
台湾の東急ハンズ2店舗にこの什器が設置されたみたいです。台湾の販売代理店頑張ってくれています。まさか自分の写真が使われようとは・・・(^.^) 新しいバスケのユニフォームが自分に届きました。昨日は早速それを着て練習。結構いいですね(^.^)気温はマイナスだけど走っていると半袖短パンでいけるものです!!

株式会社シナノ(sinano)さんの投稿
シナノの工場紹介!🏭(組み立てライン編)組み立てラインの様子を動画にしてみました。いつも工場へ行くと、整然とポールや杖が並んでいるのをみて綺麗だなぁと感動します。地域の学生向けに工場見学を行なっていますが、来ていただいた中高生の皆さんも同じように思ってくれていたらいいなぁと思います。シナノ営業部なかむら #シナノ #sinano #sinanojapan

 

2.認知症に関する2つのニュース
2-1)犬を飼う高齢者の認知症リスクは低い!
**以下、東京都健康長寿医療センター2023年10月24日プレスリリースより転載**

<プレスリリース>「ペット飼育と認知症発症リスク」犬の飼育を通じた運動習慣や社会との繋がりにより認知症の発症リスクが低下することが初めて明らかに

発表内容の概要
高齢者の健康増進、健康長寿の実現を目指す地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター(所在地:東京都板橋区/理事長:鳥羽 研二)は、社会参加と地域保健研究チームの「ペット飼育と認知症発症リスク」に関する研究論文を、科学誌「Preventive Medicine Reports」に10月11日に発表したことをお知らせします。ペット飼育と認知症発症との関連性を明らかにした発表は、本邦が初めてとなります。

研究目的
社会参加とヘルシーエイジング研究チームは、これまでの研究から、犬を飼育する高齢者ではフレイルや自立喪失※1が発生するリスク※2が大幅に低いことを報告しています。また、犬の飼育者のうち、運動習慣を持つ高齢者において、負の健康事象が発生するリスクが低いことが確認されています。本研究では、フレイルや自立喪失、運動習慣と強く関連する認知症に着目し、ペットの飼育が認知症(要介護認知症※3)の発症と関連するのかどうかを調べました。

研究の意義
本研究から、犬の飼育者では、非飼育者に比べて認知症が発症するリスクが40%低いことが示されました。また、犬飼育者のうち、運動習慣を有する人、社会的孤立状態にない人において認知症発症リスクが低下することが明らかになりました。一方で、猫の飼育者と非飼育者との間には、意味のある認知症発症リスクの差はみられませんでした。日常的に犬を世話することによる飼育者への身体活動や社会参加の維持が、飼育者自身の認知症発症リスクを低下させていることが考えられます。
犬の飼育及び運動習慣の有無別にみた認知症発症オッズ比。

研究成果の概要
本研究では、2016年に東京都A区での疫学調査に応答した11,194名の調査データを使用しました。研究対象者の平均年齢は74.2歳、女性の割合は51.5%でした。本研究対象集団における犬の飼育率は8.6%、猫の飼育率は6.3%で、2020年までの介護保険情報に基づく要介護認知症の新規発症率は5.0%でした。犬の飼育者と猫の飼育者のそれぞれの社会医学的特徴から傾向スコアを算出し、逆確率重み付け回帰分析によりペット飼育者の認知症発症リスクを調べた結果、犬非飼育者に対する飼育群の認知症発症オッズ比は0.60、猫非飼育者に対する飼育群のオッズ比は0.98でした。犬の飼育と運動習慣または社会的孤立との組み合わせ別に認知症発症リスクを調べた結果、犬飼育かつ運動習慣有の群、犬飼育かつ社会的孤立無の群のリスクが有意に低いことが明らかになりました。

掲載論文
掲載誌:科学誌「Preventive Medicine Reports」
論文掲載URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S221133552300356X
原題:「Protective effects of dog ownership against the onset of disabling dementia in older community-dwelling Japanese: a longitudinal study」
和訳:地域在住日本人高齢者における犬の飼育の認知症予防効果
※1 自立喪失・・要介護認定及び総死亡
※2 リスク・・一定の期間で事象が発生する確率
※3 要介護認知症・・要介護認定における認知症高齢者の日常生活自立度に基づく定義

プレス資料:PDF

2-2)Long COVIDと認知症:Long COVID患者では認知機能障害が顕著である等
**岐阜大学医学部下畑享良教授の2923年12月9日ブログ『新型コロナウイルス感染症OVID-19:最新エビデンスの紹介』より転載**

今回のキーワードは,long COVID患者では認知機能障害が顕著である,long COVID患者脳において神経炎症が生じている,COVID-19患者脳では老化細胞が増加する,3回のワクチン接種によりlong COVIDは73%抑制できる,ニルマトルビル・モルヌピラビルはlong COVID発症を低下させるがその効果は小さい,パクスロビドは31あるlong COVID症状のほとんどを抑制できない,ボルチオキセチンはCRPで調整すると認知機能を改善する,です.

Long COVIDに伴う認知機能障害に関する研究が引き続き報告されています.Long COVIDに伴う神経炎症(ミクログリア活性化)を画像化した研究が動物での既報に続き,ヒトでも報告されました.また老化を細胞レベルでとらえ,老化細胞を体内から除去しようとするsenolyticsという概念がありますが,long COVIDに伴う細胞老化も明らかにされました.治療に関しては感染前ワクチン接種の有効性はかなり明確になってきましたが,期待された持続感染に対する抗ウイルス薬は旗色が悪いようです.Long COVIDの複数の病態を結びつける分子としてセロトニンが報告されましたが,セロトニン代謝に複数の作用を有するボルチオキセチンが条件付きですが“認知機能”を改善する可能性が報告されました.

long COVID患者では認知機能障害が顕著である.
PCC(=long COVID)患者における認知機能障害を調べるために,ウェブベースの認知課題,単純反応時間(simple reaction time; SRT)と数覚テスト(number vigilance test; NVT)を行った.ドイツと英国の2つのクリニックでPCC患者270人を2つの対照群,No-PCC群(COVID-19に感染したが回復後にPCCにならなかった人),およびNo-COVID群(感染していない人)と比較した.その結果,PCC群では顕著な認知機能低下が確認された(図1:赤,重症,黄色,中等症).SRTではPCC群は対照群に比べて反応が3標準偏差ほど遅かった.この所見はドイツと英国の2つのクリニックで再現された.また疲労,抑うつ,不安,睡眠障害,心的外傷後ストレス障害などの併存疾患は,PCC群における認知障害を説明できなかった.さらにSRTの認知機能障害は,持続的注意を評価するNVTの成績不良と高い相関があった.以上より,PCC患者では認知機能障害が顕著であることが示された.
medRxiv. Dec 4, 2023.(doi.org/10.1101/2023.12.03.23299331)

long COVID患者脳において神経炎症が生じている.
米国からPASC(=long COVID)患者における,神経炎症を示す画像所見と血管機能障害マーカーとの関連を検討した研究が報告された.具体的には,TSPO結合性リガンドを用いることで可能になったグリア細胞(とくにミクログリア)の[11C]PBR28 PET神経画像を用いている.12人のPASC患者(オミクロン前の感染,2例のみ入院,1例のみワクチン接種)と43人の対照者を比較した.その結果,中帯状皮質,前帯状皮質,脳梁,視床,大脳基底核,脳室境界部など幅広い脳領域で,対照群と比して,PASC群で神経炎症が有意に増加していた(図2).また,神経炎症と血管機能障害に関連するマーカー(フィブリノゲン,α2マクログロブリン,orosomucoid,fetuin A,sL-selectin,pentraxin-2)との間に有意な正の相関が認められた.以上より,神経炎症と血管の機能障害との相互作用が,PASCの病態に関与する可能性が示唆された.
bioRxiv. October 20, 2023.(doi.org/10.1101/2023.10.19.563117)

COVID-19患者脳では老化細胞が増加する.
老化細胞溶解療法(senolytic therapy)とは,脳内の老化細胞を除去し,加齢に関連するさまざまな疾患を予防・緩和することを目的とした新しい治療法で,アルツハイマー病などで検討されている.オーストラリアから,重症COVID-19患者の死後脳では,対照群と比較して,老化細胞が増加していることが報告された.ヒト脳オルガノイドにSARS-CoV-2ウイルスを感染させると,細胞老化が誘導され,トランスクリプトーム解析によりSARS-CoV-2特有の炎症の存在が示された.感染した脳オルガノイドの細胞老化を抑制すると,ウイルスの複製が阻害され,異なる神経細胞集団における老化が抑制された.ヒトACE2過剰発現マウスにおいて,NavitoclaxやD+Q,Fisetinといった老化抑制剤を使用すると,COVID-19の臨床転帰を改善し(図3),ドパミン作動性ニューロンの生存を促進し,ウイルスおよび炎症性遺伝子の発現を抑制した.以上より,SARS-CoV-2による神経病理において,細胞老化が重要な役割を担っていること,そして老化防止剤が有効である可能性が示唆された.
Nat Aging (2023). https://doi.org/10.1038/s43587-023-00519-6

3回のワクチン接種によりlong COVIDは73%抑制できる.
スウェーデンからCOVID-19の一次ワクチン接種(初回2回+ブースター接種)のLong COVIDに対する有効性を調査した研究が報告された.対象は感染者58万9722人.一次ワクチン接種者29万9692人のうち,追跡調査中にPCCと診断されたのは1201人(0.4%)であったのに対し,ワクチン未接種者29万0030人のうちPCCと診断されたのは4118人(1.4%)であった.つまりワクチン接種はPCCリスクの低下と関連しており(調整ハザード比0.42,95%CI 0.38~0.46),ワクチン接種による抑制効果は58%であった(図4).1回,2回,3回以上接種の効果は,それぞれ21%,59%,73%であった.以上より,感染前のCOVID-19ワクチン接種によりlong COVIDのリスクを減少できることが示された.
BMJ. 2023 Nov 22;383:e076990.(doi.org/10.1136/bmj-2023-076990)

ニルマトルビル・モルヌピラビルはlong COVID発症を低下させるが,その効果は小さい.
米国の65歳以上の高齢者を対象として抗ウイルス薬のニルマトルビル(パクスロビド)とモルヌピラビル(ラゲブリオ)が,long COVIDの発症を抑制するか検討した研究が報告された.外来患者397万5690人のうち,57%が対象となった.このうち19.5%でニルマトルビルが,2.6%でモルヌピラビルが使用された.PCC発症率はニルマトルビル群で11.8%,モルヌピラビル群で13.7%,無治療群では14.5%であり,絶対リスク減少率はそれぞれ2.7%,0.8%であった(ハザード比は0.87,0.92).ワクチン接種の有無については考慮されていないという限界はあるが,感染後の抗ウイルス薬によるlong COVIDの抑制効果はあっても小さいと考えられた.
JAMA Intern Med. Oct 23, 2023.(doi.org/10.1001/jamainternmed.2023.5099)

パクスロビドは31あるlong COVID症状のほとんどを抑制できない.
ニルマトルビル(パクスロビド)によるlong COVID発症抑制効果を米国退役軍人において検討した研究が報告された.対象は9593人(男性86%,66歳)で17.5%はワクチン未接種であった.静脈血栓塞栓症および肺塞栓症の複合リスクの低下(サブハザード比,0.65)を除き(図5),ほとんどのPCC症状の罹患率において,治療群と対照群との間に差を認めなかった.著者は複合血栓塞栓イベントについても,多くのアウトカムを評価した結果,偶然に偽の相関が生じた可能性を議論している.
Ann Intern Med. 2023 Oct 31.(doi.org/10.7326/M23-1394)

ボルチオキセチンはCRPで調整すると認知機能を改善する.
カナダから,ボルチオキセチンがPCC患者の症状およびQoLへの効果を検討した研究が報告された.ボルチオキセチンはセロトニン(5-HT)の再取り込み阻害作用と5-HT受容体活性を直接調節する5-HT1A受容体刺激作用,5-HT1B受容体部分的刺激作用,5-HT3,5-HT1D,および5-HT7受容体拮抗作用などを有している.ボルチオキセチン群75名または偽薬群74名に割り付けた.主要評価項目は,数字符号置換検査(Digit Symbol Substitution Test:DSST)とした.これは注意力,集中力,短期記憶力など,複数の認知機能を必要とする操作を行わせて情報処理能力を評価する検査である.結果は,認知機能に有意差はなかった(p = 0.361).しかし完全調整モデルでは,ベースラインのCRPをモデレーターとした場合,ボルチオキセチンの有効性が示された(p = 0.012).さらにCRPが平均値以上の患者において,DSSTスコアの有意な改善が認められ(p = 0.045:図6),うつ症状(p<0.001)およびHRQoL(p<0.001)でも改善が得られた.
Brain, 2023;, awad377(doi.org/10.1093/brain/awad377)

関連情報
下畑享良、『(総説)COVID-19後遺症としての認知機能障害―病態機序と治療の展望―』、臨床神経学 63巻11号(2023:11)

下畑享良フェイスブック投稿(2023年12月1日)
COVID-19から脳を守る必要がある@日本認知症学会,札幌市医師会講演会 「COVID-19後遺症としての認知機能障害―病態機序と治療の展望―」という講演をさせていただきました.認知症の新しい危険因子であるCOVID-19について,最新情報にアップデートしご紹介しました.Long COVIDの病態機序はだいぶ明らかになりつつあり,COVID-19は急性期の呼吸器疾患から慢性期の神経疾患としての人体への影響が危惧され始めています.つまりCOVID-19から脳を守ることを啓発する必要があります.札幌市医師会の先生方から非常にたくさんのコメントを頂き,スライドのご希望がありました.こちらからダウンロードいただけます. https://tinyurl.com/yukpgoht 以下,講演要旨です. ◆入院患者の認知機能障害を予測する2 つの血液バイオマーカーとしてフィブリノゲンとD-ダイマーが同定された. ◆Long COVIDのなりやすさを規定する臨床的・遺伝学的・免疫学的要因が判明した. ◆Long COVIDは2年間の追跡でも回復しにくい. ◆COVID-19はアルツハイマー病のリスクを2倍程度上昇させる. ◆認知症を来しやすい要因として,高齢者,重症感染,3ヶ月以上の嗅覚障害が報告されている. ◆軽症感染でも(気が付かないだけで)高次脳機能に影響が生じている可能性がある ◆オミクロン株は嗅覚障害は生じにくいものの,神経侵襲性は武漢株を含めた他の変異株と変わっていない. ◆ヒトLong COVIDで脳内の幅広い領域で神経炎症が生じている. ◆認知症を含む神経後遺症の機序として,ウイルスの持続感染が重要視されている. ◆ほぼ全身の臓器にウイルススパイク蛋白が存在しうる. ◆Long COVIDの異なる病態を結びつけるメカニズムとしてセロトニン欠乏が同定された. ◆持続感染が認知機能障害を引き起こす機序についても解明されつつある. ◆持続感染による脳への障害を考慮すると,ワクチン接種によってCOVID-19を予防することが大切である. ◆治療戦略として,抗ウイルス薬の長期間投与や,ミトコンドリア機能の回復が有効であるかが注目されている.

スライドへのリンク https://tinyurl.com/yukpgoht

下畑享良フェイスブック投稿(2023年12月29日)
ワクチン接種のススメ@第10回日経・FT感染症会議 今日の日経新聞の1面広告です.第10回日経・FT感染症会議(https://cdc.nikkei.com/)での講演内容を,モデルナがまとめてくださいました.内容は今年1年述べてきたことで,「新型コロナは新しい認知症の危険因子」「できるだけ感染を避け,唯一,long COVIDを抑制することが証明されているワクチン接種を定期的に行いましょう」というものになります. もともとアルツハイマー病などの病理変化が脳に生じているところに,新型コロナによる脳の炎症が生じると,病理変化が一気に促進されうるということです.新型コロナに限らず,インフルエンザなどのウイルス感染症は,アルツハイマー病やALSなど神経変性疾患の発症の引き金となることも今年明らかになりました(http://tinyurl.com/yokxcbom).インフルエンザワクチン接種のアルツハイマー病予防効果も示されています.認知症や神経変性疾患予防にワクチン接種をオススメします.

2023年7月のニュースにはエーザイ認知症薬『レカネマブ』、同8月のニュースにはアルツハイマー病等の病因蛋白タウの凝集を抑制するタンパク質『TRIM11』発見についての下畑先生の解説記事を掲載しています。

作成者:峯岸 瑛(みねぎし あきら)